環境配慮型コンクリートへの取組
温室効果ガス排出削減へ向けて、コンクリートを製造する際に、二酸化炭素排出量の多いセメントの割合を減らすため、建設・土木業界では様々な取組がなされています。
IFゼロセメントGRC
インフラテックでは、従来から製造しているGRC(耐アルカリ性ガラス繊維補強コンクリート)のセメントを100%高炉スラグ微粉末に置き換えたIFゼロセメントGRCを開発しました。
IFゼロセメントGRC製のGSボードライト-ZC 法肩の防草対策として、これまで多くの採用頂いていた、GRC製のGSボードライトを、IFゼロセメントGRC仕様のGSボードライト-ZCとして、2025年4月から納入を開始しています。
右の写真は、鹿児島県鹿児島市で施工されたGSボードライト-ZCの現場写真です。
従来品と、形状、構造、強度、耐久性は変わらず、価格も同じで、二酸化炭素の排出量が大幅に削減された製品となっています。
IFゼロセメントGRCの二酸化炭素の排出量は、開発当初のGRCと比べて、約75%削減されました。 |
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IFゼロセメントGRCの耐酸性
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従来から高炉セメントを使用したセメント系硬化体は耐酸性が向上することが実験的に明らかにされていました。
セメントの代わりに高炉スラグ微粉末を配合したIFゼロセメントGRCも、上の写真のように耐酸性に優れていることが分かっています。